初恋の人からカユイさんへお手紙が届きました。
カユイ、おひさしぶりです。
そろそろ笑いをとれるようになりましたか？誰も面白いと思っていないのに「おれって面白がられて終わるんだよなー」と言っていたカユイをなつかしく思います。
ただ男子と話していただけの私に、カユイが「この浮気性」と言い出して別れることになったあの日から、もう16年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。
お手紙を書いたのは、とくに用事があるわけではないんです。ただ笑点を観ているとカユイにそっくりな人がいつも出てくるから、なつかしくなって。いきなりごめんなさい。
今から考えると、二人の付き合いはめちゃくちゃでしたね。特に、何度も何度も「友達とおれはどっちが大事なのか」「親とおれはどっちが大事なのか」と聞かれたことには、とても疲れた覚えがあります。「何もかも捨てる覚悟がなければ好きとは言えないはずだ」とまで言われたときには、クラスの女子みんなが「危ないから別れたほうがいいよ」と言い出すぐらいでした（苦笑）。
そういえばカユイにとっては私が初恋の相手だったのかな？私は5人目だったかと思います。付き合った最初のころは、あまりにカユイが「今までに何人と付き合ったのか」「どこまでしたのか」とかしつこく聞くから、私は「まだ付き合ったことないんだ」とウソをついていました。説明しても落ち込むだけなのになぜ聞きたがるのかは未だに謎です。
